Facebook広告を運用していくうえで避けては通れないのが迂回システムです。
この迂回システムは悪質なFacebook広告を防ぐために必要なモノですが、審査落ちしてしまう原因となっています。
そこで今回はFacebook広告の迂回システムについてご紹介します。
Facebook広告の迂回システムとは?
Facebook広告の迂回システムとはFacebook広告の審査ポリシーを遵守しているかどうかを見張るシステムのようなものです。
例えば、
- Unicode文字や記号を使用する
- リンク先のページからFacebookによるアクセスを制限する
- ポリシー違反の適用後、新しいアカウントを作成する
などの行為がある場合はFacebook広告の迂回システムが審査ではじくようになっています。
Facebook広告の迂回システムに抵触する事例は?
ではFacebook広告の迂回システムに抵触してしまう事例をご紹介します。
1:絵文字の利用
まずは絵文字の利用です。
広告文自体には絵文字の利用が可能ですが、装飾目的での絵文字の利用はNGです。
これはFacebook広告だけでなく、Instagram広告でも絵文字の利用はFacebook広告の迂回システムにはじかれてしまいます。
この背景には過去、絵文字を利用してアダルトな表現をした広告主が登場しました。
絵文字を不適切に利用できると判断したFacebook広告の迂回システムは、以降絵文字の利用をNGにしたのです。
2:審査通過後、リンク先のページを変更する
今でこそましにはなりましたが、過去はPC画面からでは問題なくてもスマホから見るとwebサイト自体がアダルトな内容になっていることは少なくありませんでした。
審査に通過してからページを変更することで実現できていましたが、今ではFacebook広告の迂回システムがあるためそれはNGです。
最悪、Facebook広告の迂回システムからアカウント停止を言い渡されることもあるので注意しましょう。
3:伏字や言い切らない表現
例えば、
- 私の原因の失敗は…
- 〇〇が成功の秘訣なんです!
など伏字や言い切らない表現を利用するのはNGです。
Facebook広告の迂回システムにはじかれる対象になります。
4:海外からの不正アクセス対策をしている
そもそもFacebookの本社はアメリカにあり、Facebook広告の迂回システムはアメリカからアクセスされることが多くなっています。
結果、国外IPアドレスのアクセス制限を設けているとFacebook広告の迂回システムのアクセスもブロックしてしまうことになります。
これではFacebook広告の迂回システムが適用されないので、アカウント停止につながりかねません。
Facebook広告の禁止事項は?
ではここで審査落ちにならないためにFacebook広告の禁止事項を抑えておきましょう。
1:ランディングページが機能していない
Facebook広告においてランディングページは、
- リンク先URL
- IPアドレスによるアクセス地域制限
- エラーページ
- ポップアップ
- 自動ダウンロード
の機能が正常に動作していることが条件です。
これらのうち1つでも満たしていないとFacebook広告は審査落ちにしてしまいます。
2:たばこ関連の配信
Facebook広告では、たばこやたばこ関連の商品販売・利用の宣伝をNGにしています。
また、販売促進のようなFacebook広告を配信することもNGです。
3:非合法な行為を促す配信
Facebook広告では、
- 非合法薬物の販売や利用の宣伝・促進するもの
- 非合法な行為に寄与する
- 非合法な商品やサービスへの言及や宣伝を含むもの
- 法律やFacebook広告ガイドラインで禁止されているコンテンツ
などは配信できません。
4:成人向けのコンテンツ配信
以上のほかにも、
- 成人向け玩具
- 成人向け動画
- 成人向け出版物
- 成人向けショー
- 性的増進製品
- 外貨手術を伴わない豊胸製品
などもNGとなっています。
Facebook広告の迂回システムにはじかれないようにするには?
ではFacebook広告の迂回システムにはじかれないように、審査落ちにならないようにするためにはどうすればいいのでしょうか。
1:最新の判断基準を把握する
やはり最新の判断基準を把握しておくことが最重要です。
Facebook広告の迂回システムは常にアップデートされており、情報もどんどん変わっていきます。
Facebookはわかりにくい審査ポリシーを掲げているがゆえに、Facebook広告の迂回システムの情報収集が億劫になってしまうこともあるでしょう。
しかし、「億劫だから…」といって情報収集を怠るのはNGです。
2:Facebook広告が禁止している項目を避ける
また当然ですが、
- 絵文字の利用
- 審査完了後のページ変更
- IPアドレスの制限
- 文字の不明記
などFacebook広告のガイドラインに沿わない配信は避けておきましょう。
まとめ
今回はFacebook広告の迂回システムについてご紹介しました。
Facebook広告の迂回システムは悪質な広告をはじくために制作されたものですが、我々の広告配信をはじくものでもあります。
Facebook広告のガイドラインを遵守して配信を行いましょう。
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