「Facebook広告のカスタムオーディエンスってなんなの?」
「カスタムオーディエンスの設定方法を知りたい!」
という方へ向けて、こちらの記事ではFacebook広告のカスタムオーディエンスの「概要」、そして「効果」、さらには「設定方法」を説明しています。
Facebookのカスタムオーディエンスとは?
Facebook広告を始めて効果の程が分からない。
もっと効果を実感したい!なんてことは至極当然のことです。
Facebook広告の「広告の効果を実感する」「広告の効果を十分に発揮させる」
そんな方法として、カスタムオーディエンスというものがあるのをご存知でしょうか?
まず、Facebook広告のカスタムオーディエンスとは、一体どいうものなのかということですが・・・。
その名の通り、「オーディエンス=観客・聴衆」を「カスタム=あつらえて作る」ことの効果を発揮するためのものになっています。
つまり、Facebook広告をFacebookの利用者(オーディエンス)の中から自分の目的とするターゲットに届ける(カスタム)、ターゲットの設定を行うことがカスタムオーディエンスなのです。
自社の商品、サービスを打ち出している広告を、Facebookユーザーに対して、システムチックに配信できるサービスなのです。
カスタムオーディエンスの仕組み
それではそんな、Facebook広告のカスタムオーディエンスの仕組みの概要です。
いかに、オーディエンスをカスタムするといっても、精度が悪かったり、思っているものと違うのでは広告の効果も薄れてしまいます。
仕組みを把握して、カスタムオーディエンスでFacebook広告の効果を、十二分に発揮させましょう。
まず、カスタムオーディエンスのカスタムの部分です。
カスタムオーディエンスでは、どのような人に広告を見てもらえるか?ですが、見てもらえる人たちには4種類あります。
4種類の区分は、どのようになっているのかというと・・・。
以下のようになっています。
- カスタマーリストに基づくカスタムオーディエンス
- ウェブサイトカスタムオーディエンス
- モバイルアプリカスタムオーディエンス
- エンゲージメントカスタムオーディエンス
名前だけ見ると、いまいちどのような人たちでカスタムできるのか分かりにくいため、以下の表を参考にしてください。
オーディエンス名 | 対象ユーザー |
---|---|
カスタマーリストに基づく カスタムオーディエンス |
自社でメールアドレスなどの情報を保有しているユーザー |
ウェブサイト カスタムオーディエンス |
自社のウェブサイトを訪問したユーザー |
エンゲージメント カスタムオーディエンス |
自社の Facebook コンテンツに対しアクションしたユーザー |
モバイルアプリ カスタムオーディエンス |
自社のアプリに対しアクションしたユーザー |
続いては、表の内容をもう少し細かく説明したものになりますので、合わせて参考にしてみてください。
カスタマーリストに基づくカスタムオーディエンス
自分が持っている顧客情報(メールアドレス等)のFacebook利用者に対して、広告配信をすることができます。
自社で保有している顧客データ(メールアドレス等)をリスト化し配信することで、Facebookの利用者に広告を配信できます。
顧客データ=自社に興味がある・商品、サービスを買ったり利用したことがある方になりますので、広告を配信することで、購買意欲や来店意欲の効果が期待できます。
ウェブサイトカスタムオーディエンス
自社のFacebook広告に、Facebookピクセル(ウエブサイトに設置するコード)を設定することで、Facebookの利用者が自社のサイトを訪問すると、Facebookのデバイスを問わず広告を配信してくれます。
ユーザーが自社のウエブサイトを見たということは、少しでも興味があったと仮定し広告配信を自動でしてくれます。
自社のウェブサイトを見たということは、少なくとも自社の商品やサービスに興味があったことになりますので、効果的な広告であれば購買意欲や来店意欲をそそられること間違いなしです。
モバイルアプリカスタムオーディエンス
自社のアプリを利用している、インストールしているユーザーに対して、広告配信を行うことができます。
自社でアプリ等サーブスを展開している方限定にはなりますが、利用頻度が少なくアプリをしよしていない人に使用を促すだけでなく、自社の商品やサービスをもう一度見ていただくことができます。
エンゲージメントカスタムオーディエンス
自社の動画を再生したことのある人や、Facebookのページをフォローしているユーザー等に対して、広告を配信を行うことができます。
自社の動画を見てくれたことで、最低限のアピールができている方への配信です。
逆に言えば、動画等の効果が薄かったようにも取れますが、もうひと推しという人や後でなんて考えていた方には効果は高いでしょう。
商品にあった広告をFacebookで行いさらに、カスタムできるカスタムオーディエンス。
自分のお客様にあった広告配信を行うことのできる、Facebook広告のカスタムオーディエンスを活用してみてはいかがでしょうか。
カスタムオーディエンスの使用方法
続いては、そんなカスタムオーディエンスの使用方法です。
まずは、自社の商品やサービスにあったカスタムは何かを明確にしましょう。
- 関心のある人に広告を配信したいのか。(新規顧客獲得)
- リピーター(常連)を増やしたいのか。(来店頻度・利用頻度の向上)
- 独自のアプリ等の使用頻度を高めたいのか。(買い上げ点数の増加等)
自社の商品やサービスが、多くの人に満足していただくためにも、より良いカスタムを行うことで最大限までカスタムオーディエンスの効果を引き出すことができます。
カスタムオーディエンス活用方法
カスタムオーディエンスは対象となるユーザーに広告を配信するか、対象となるユーザーを除外するかが選択できます。
利用頻度の高いお客様(Facebookユーザー)から、来店や購入見込みのユーザーにお届けできる広告配信ができるのです。
例えばマッサージ店でFacebook広告のカスタムオーディエンスを活用した時、顧客情報をカスタムするときに利用者リピートとして1度来た利用者と3度来た利用者を分け配信することができます。
リピート目的と、お得意さんを分けることでお得意様には広告を配信せずに広告を、設定することもできます。
さらに、類似オーディエンスを作成することによって、カスタムした Facebook利用者と酷似したユーザーにも、広告を配信することもできます。
新規顧客開拓にとって、有効なカスタムになること間違いなしです。
カスタムオーディエンスのメリット
カスタムオーディエンスを設定すると、Facebook利用者の興味ある方に広告配信があるため、ただ広告を見て邪魔だと思う人が少ないということです。
YouTubeを視聴していて再生のたびに広告が挟まれ、「いい所で続きが気になるのに!」なんてことが少ないです。
その時、気になる広告なら見入ってしまうことも経験はあるのではないでしょうか。
それが行うことができるのが、カスタムオーディエンスのメリットです。
周知の事実である、Facebookの登録方法は原則実名ということも、このカスタムオーディエンスのメリットの一つです。
実名登録ということで、カスタムを行い興味ある商品、サービスの広告なら関心を示してくれるのではないでしょうか。
そういったこメリットを持つ、カスタムオーディエンスの費用対効果は高いといえます。
カスタムオーディエンスのデメリット
先ほどマッサージ店の例を挙げましたが、その時3度来店されたリピーターの方も実は忘れていただけで、広告見れば来店してくれたかも知れない、お客様かも知れないということがデメリットです。
広告配信のユーザーを絞ることで、機会損失を出してしまうことがあります。
カスタムオーディエンスを利用してFacebook広告の露出を減らすことは、単純に広告を見る人の機会が減ります。
Facebook広告、カスタムオーディエンスのカスタムは、自身が達成したい目標(数値)を考慮する必要があるでしょう。
広告商品が本来のパフォーマンスを最大限に活かせる、カスタムを行うことが必要です。
Facebook広告の効果
Facebook広告効果は、そもそも高いのかという疑問もあるかも知れません。
Facebook広告を行なっている方はご存知のことかも知れませんし、そもそもカスタムオーディエンスを設定しようという方はその費用対効果を理解しているかも知れませんが詳しくはこちらを参考にしてください。
Facebook広告の効果をまとめたものがありますので、自身の商品やサービスにあった広告を配信し、最大限に効果を発揮してみてくださいね。
カスタムオーディエンスの設定方法
ここまでカスタムオーディエンスのメリットやデメリット、さらには活用方法などの説明をしました。
最後にFacebook広告、カスタムオーディエンスを行いたいと感じた方へカスタムオーディエンスの設定方法です。
4つのカスタムを組み合わせたり、それぞれの長所を活かす設定を行うことで、自社のFacebook広告を最大限まで、パフォーマンスを向上させましょう。
顧客データのリスト化
まずは、自社で保有している顧客のデータをリスト化します。
エクセルまたは、エクセルに類似したものを作成時使用しましょう。
データをリスト化する注意点としまして、お客様の大切な個人情報ですのでしっかりと管理を行います。
リスト化する項目(内容)は氏名、電話番号、メールアドレス等をリスト化します。
リストの内容は上記のものだけでなく、自社の商品やサービスにあった項目もつけておくことも、重要になりますので、リスト化する場合、どのようなリストにするのか一考の余地ありです。
(例)
- 生年月日
- 性別
- 年齢
- 利用頻度
- お客様の個人の詳細データ
上記の項目、等々です。
商品やサービスにもよりますが、生年月日をリスト化することで、顧客の記念日にサービス券、クーポン券等の配布に、年齢や性別を登録るることで自社の狙っているターゲットに相違がないのか確認もできます。
お客様の個人データを入力することで、引き継ぎ等の手間も省くことができます。
上記は一例に過ぎませんので、自社の商品やサービスに見合ったデータのリスト作成時の参考にしてみてください。
保存した顧客データをFacebookにアップロード
顧客データをリスト化し保存したファイルを次に、Facebookの広告マネージャー上にアップロードを行います。
Facebookの操作項目は広告マネージャーの「広告アカウント」→「アセット」→「オーディエンス」になります。
-
- まず始めに、広告マネージャーからオーディエンスを選択しましょう。
- 次に、オーディエンス作成から、カスタムオーディエンスを選択します。※ここで登録するアカウントが、カスタムオーディエンスを作成したいアカウントになっているか、今一度チェックを行いましょう。
- カスタマーリストを選択します。テンプレートに顧客データを反映させ、カスタマーリストを作成します。
- 最後に、作成したカスタマーリストをアップロードさせ、名前をつければ完成になります。
選択しカスタムを行うことで、広告配信を使用し商品やサービスを有効に判断できるカスタムオーディエンスを活用してみましょう。
カスタムオーディエンスを使用し、更なるカスタムを行なったり、一度カスタムを緩めたりすることで自社の広告の最高値になるように工夫することを忘れずに!
一度カスタムしたものが自社にとっての正解ではないかも知れません。
定期でチェックを行い、特定ユーザーを厳選したり、拡大したりさまざまなカスタムを試してください。
おわりに
カスタムオーディエンスの概要からメリット、そして設定等の説明はいかがでしたでしょうか?
顧客データをまとめるついでにも、作業の傍らで使用することもできます。
Facebook広告の商品やサービスを有効に広告表示ができる、カスタムオーディエンス。
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