「facebook広告を運用しているけど効果がない!」
「facebook広告の効果がないときの原因や対策を知りたい!」
facebook広告を運用していても効果がないということが発生すると思います。
そんな方のために、こちらの記事ではfacebook広告を運用しても効果がないときの原因や対策を解説しています。
facebook広告の効果がないのはなぜ、原因は?
Facebook広告が効果がない原因は以下のことが考えられます。
- 関連度スコアが低い
- クリエティブ画像・動画に問題がある
- コンバージョン設定等に問題がある
- ターゲティング設定が間違っている
- 高頻度で広告を変更している
ひとつひとつ解説していきます。
コンバージョン等設定方法が間違っている
Facebook広告で効果が出ないときは、ピクセルの設定などコンバージョン設定を確認することをおすすめします。
最近ではiOSのアップデートにより、ドメイン認証や合算イベント測定をしていないと正確にコンバージョンを測定することができません。
全設定を見直すところから始めましょう。
関連スコアが低い
Facebook広告では、「関連度スコア」という指標で広告がランク付けされています。
この「関連度スコア」は、広告とターゲットとするオーディエンスとの関連性を10段階で表したもので、インプレッションが、500回を超えたら表示されます。(500に満たない場合でも表示されるケースもあります)
Facebook広告は、利用者と関連性の高い広告が表示されやすい仕組みになっており、「関連度スコア」が高ければ高いほど、ターゲットユーザーに広告が優先的に配信される可能性が高まります。
関連度スコアが高いほど、効率的に広告が配信されることになり、その結果、成果がでやすくなり、広告費を抑えることができます。
※関連度スコア以外の入札方法や入札額等も影響するので、必ず優先的に配信されるわけではありません。
クリエティブ画像・動画に問題がある
Facebook広告はクリエティブ画像や動画によって、成果が大きく変わります。
インブレッション(表示回数)に対して課金されるので、いかにクリックされるクリエティブを作るかが重要になってきます。
クリエティブを作成する際の注意点を紹介していきます。
クリエティブ画像内のテキスト量は多くないか?
クリエティブのテキストは、全体の20%以内に収めることが推奨されています。
以前は20%を超えているとペナルティを受けました。
現在ではペナルティは受けることはありませんが、表示されにくくなったり、文字数が少ない画像に比べて、多くの広告費がかかる可能性があります。
(参考)Facebookヘルプセンター 広告画像のテキストについて
媒体に合わせたクリエイティブ運用ができていない
上記で説明した通り、Facebook広告でコンバージョン最適化の配信を行う場合はクリックではなくインプレッションに対して費用が発生します。
そのため、関心されずクリックされない広告が増えると、それだけ無駄に広告費が掛かってしまいます。
FacebookやInstagramに合わせ、関心を持ってもらうためのクリエイティブを作成するよう意識しましょう。
他媒体のクリエイティブ素材を使いまわしている
SNS広告では、Googleディスプレイ広告などの他媒体でうまくいったクリエティブ画像が、必ずしも成果がでる訳ではありません。
広告っぽい作り込まれた画像ではなく、フォローしている友達の投稿と比較して違和感のない自然な画像の方が広告が受け入れられやすい傾向があるので、このあたりを意識して作成してみましょう。
すべての配置で同じクリエイティブ素材を使っている
Facebook広告では、FacebookとInstagramなど様々なサービスへの一括で広告配信できます。
配置によって効果的なクリエイティブの見せ方が異なる場合が多くあります。
同じ広告でも配置ごとに使用する画像や動画を変更することができますので、配信先に合わせて設定することを意識しましょう。
参考:配置に合わせたアセットのカスタマイズについて
参考:配置に合わせてクリエイティブをカスタマイズする
さまざまな広告フォーマットを活用していない
画像だけではユーザーに関心持たせられない可能性があります。
動画、カルーセル、コレクションなどの他のフォーマットを試してみましょう。
同じ広告を流しっぱなしにしていないか?
成果が出ている広告でも、長い間配信を継続していると、ユーザーに飽きられ、関連度スコアが落ち、急に成果が悪化することがあります。
そのため、定期的に広告の成果検証を行い、成果が悪化している広告は新しい広告に切り替えましょう。
ターゲティングの設定
Facebook広告のターゲティング設定では性別や年齢、地域や興味関心、役職などをかけ合わせて絞り込むことができます。
しかし細かく絞り込みをすると、広告表示の対象となるユーザー数の推定値が少なくなり広告の集客効果が減少する可能性があります。
高精度のターゲティングが特長のFacebook広告ですが、絞り込み条件を増やすのが得策でないこともあると頭に入れておきましょう。
高頻度で広告を変更している
Facebook広告の設定を高い頻度で変えている場合は効果が安定しない可能性があります。
というのも、Facebook広告はAIが自動で最適化してくれますが、広告の配信中はAIの学習期間となります。
その学習するのに必要なコンバージョン数は50件と言われており、その数に達した時点で学習期間が終了します。
しかし、その途中で「大幅な変更」を行うとAIの学習機能が初期化されてしまいます。
特にFacebook広告では以下の変更は「大幅な変更」とされているので、むやみやたらに変更しないようにしましょう。
- ターゲットの変更
- クリエイティブの変更
- 最適化イベントの変更
- 広告セットに新しい広告を追加
- 広告セットの7日以上の停止
広告セットが多い
広告セットを作成しすぎていると、広告効果が出ないことがあります。
広告のコンバージョン最適化を活かすためには、50件以上のコンバージョンデータが「各広告セットごとに必要」と言われています。
そのため、広告セットが多くなるほど分散してしまいますので、広告セットが多い場合は減らしてみましょう。
facebook広告の効果改善の4つのポイントと対策
facebook広告改善の4つのポイントと対策はこちらです!
- 広告設定の見直し
- クリエイティブ・テキストの見直し
- ターゲティングの見直し
- コンバージョンの見直し
ひとつひとつ解説していきます。
広告設定の見直し
広告設定が誤っていることにより、本来コンバージョンしていたのに管理画面上に反映されなかったという事例をよく見かけます。
コンバージョンせず、AIが学習しないと広告の成果が落ちてしまいますので、定期的に設定を見直す様にしましょう。
また、最近必要になったドメイン認証や合算イベント測定ができているかもチェックしましょう。
クリエティブ・テキストの見直し
クリエティブ画像や動画、テキストの見直しにより、Facebook広告の成果が大きく改善することがあります。
商品やサービスの魅力を伝えるためにFacebookやInstagramという場に合わせた伝え方ができているか意識してみましょう。
Facebookは一つの管理画面で様々な媒体に出稿できますが、媒体によってユーザーや表示のされ方が大きく異なります。
たとえば、Instagramのストーリーズでは短い時間しか表示されませんので、縦長の画像や動画素材の中に短いテキストを盛り込むことで直感に訴えるなど媒体によって異なる訴求をする必要があります。
すべての同じ素材を使用していたのなら、まずは配置ごとのクリエイティブの要件を確認し、画像の切り取りサイズを配置に合わせるところから始めてみましょう。
コンバージョンの見直し
コンバージョン方法や設定を見直すことで改善できることがあります。
その一つとして、コンバージョンまでのハードルを下げることを意識してみましょう。
Facebookによると、Instagramは短時間かつ複数回利用されているそうです。
そのため、短い時間に購入するのが難しい商品や、入力項目が多すぎると、ハードルの高くなりコンバージョンしにくくなります。
特に高額な商品であるほど、決断には時間がかかりますので、ハードルを下げる必要があります。
こうした場合は、無料資料の配布といった問い合わせをしやすい方法に変更することをおすすめします。
ターゲティング
ターゲティングの精度が高いことが特徴のFacebook広告ですが、ターゲティングの設定をしすぎてしまい成果ができないことがあります。
思い込みによる絞り込み
「男性向けの広告を女性中心のInstagramに配信しても効果は薄いだろう」というった先入観による絞り込みは注意が必要です。
日本国内のInstagramの月間アクティブアカウント43%が男性ユーザーです。
古い情報のままでいると、気が付かないうちに機会損失を出している可能性があります。
安易な除外による先細り
レポートを分析してコンバージョン単価がユーザー属性(性別、地域、デバイスなど)を除外してしまうと、短期的にコンバージョン単価を下げられたとしても中長期的には先細りのリスクがあります。
初めから絞り込むのではなく、成果がでていないユーザー属性を意識したクリエティブを作成するなど工夫をしてみましょう。
類似オーディエンスのソースと広告の目的を合わせる
既存顧客をソースに作成した類似オーディエンスはより高い効果が期待できますが、そのソースが目的と合っていないと、全く成果がでないことがあります。
女性向け商品のリストをもとに、男性向け商品の広告を出しても成果がでないのは想像ができると思います。
購入している商品やリピート率なども考慮して、広告目的に合ったソースを選択することが重要です。
ソースの人数が十分な関連性がない
類似オーディエンスはソースが100人いれば作成可能ではありますが、ソースは1,000人~50,000人が推奨されています。
推奨人数よりも少なすぎたり多すぎたりするとオーディエンスの共通点の特定が困難になり、類似度の精度も低下してしまいます。
facebook広告の効果がない?原因と対策4つのポイントまとめ
facebook広告の効果がないときの原因と対策をまとめさせていただきました。
- 広告設定の見直し
- クリエイティブ・テキストの見直し
- ターゲティングの見直し
- コンバージョンの見直し
Facebook広告の成果が出ない時はこの辺りを見直すことで、大きく改善されることがあります。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
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